2022.11.19
おかげさまでリンゴリらっぱは、自家農園の全てのリンゴ圃場で《有機JAS認証》を取得することができました。
発足当初の僕たちの栽培における第一目標が有機栽培基準でのリンゴ作りでしたので、やっとここまで来られたという思いと、これからもこの栽培を維持し続けていかねばという緊張感とが入り混じっています。これからもただ漫然と有機栽培において認証がある農薬のボルドー液などを定期的に散布するのではなく、天候や木の状態に併せて使用を必要最低限に留め、健全なリンゴ作りを続けていきたいと思っています。
思えばこれまでたくさんの方々にお世話になりました。
何から手を付ければよいかわからない私たちに、手取り足取り剪定の仕方などを教えてくれた渡邊くん、細川さん、古田さん、そして兎澤さん。
いくら感謝しても足りないほどです。本当にありがとうございました。
そしてこれまで全く先の見えないリンゴリらっぱの立ち上げから支えてくれた遠藤くん。
そしておじいちゃんの時代からずっと畑にお手伝いに来てくれている横戸さんやスタッフ皆さんのおかげで、2022年9月末で有機JAS認証を取得することができました。
本当に本当にありがとうございました。
2017年に祖父から受け継いだリンゴ栽培は、枝一本の切り方さえわからない状態からスタートしました。祖父から生前リンゴの栽培のことを聞けたのは夏から秋までの数か月だけで、冬の管理の仕方や農薬の使用方法なども聞けないままでした。無謀かもしれないけれど栽培における目標は当時から有機JASの認証をとることと掲げ、この6年間を一心不乱に追い続けてきました。
2017年から3年間は、祖父の時代の農薬の残効があったため例年通りの収量が採れ、このまま順調にいくと甘く考えていた矢先、2020年の年は例年15000㎏のリンゴの収穫見込みが実際は8月9月と季節が進むと虫や病害の影響でリンゴが落下し収量は600㎏に留まりました。毎日リンゴがボトボトと無情にも畑に転がっていくのを拾う作業は絶望そのものでした。
有機に転換する期間は畑の土や昆虫や微生物などが大変革を乗り越えなくてはならない歪みのようなものがあるからなのかなと思います。そんな時知り合うことのできた秋田鹿角市の果実庵とざわの兎澤さんに有機のリンゴ栽培を教わり、今シーズン2022年は、量・質ともに近年一番良いリンゴが実を成らせてくれました。
祖父から受け継いだ当初の面積は2.5ヘクタール。
今はサイダーアップルを中心に苗木を植え、4.7haを管理するまでになりました。
今年はちらほら初めての品種が実をつけてくれました。
カラスに食べられてしまったので味の確認はまた来年に持ち越しですが、さらにこの先ワクワクするリンゴの未知なる新しい世界を開拓し、皆さんを驚かせたいなと思っています。
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